アロマテラピーとは~検定対策■アロマテラピーとは~検定対策アロマテラピーの試験対策も兼ねてつくってみました。
1、アロマテラピーとは フランス語でアロマとは「芳香」、テラピーは「療法」を意味します。 ハーブなどの芳香植物が生み出す芳香成分を利用して 心と体を元気にするという療法のひとつ。 植物から抽出された100%天然のオイル「精油」(エッセンシャルオイル)を 使った健康療法です。 ●精油(エッセンシャルオイル)探しはこちら 2、精油の抽出方法 ◎水蒸気蒸留法:水蒸気で蒸して香りを取る方法 かんきつ類を除くほとんどの種類がこの方法です。 その1:原料(ハーブ)を釜に入れ、下から水蒸気を吹き込む その2:精油は蒸気と共に揮発。その気体を管に集める。 その3:管の周りを水で冷却すると、もう一度気体が冷やされて液体に変化し、容器にたまる。 その4:精油の比重は1より小さいので上澄みとなって表面に浮く。この上澄みだけを集めたのが精油。 ※残りの液体は芳香蒸留水(ハイドロラット)と呼ばれるもので ローズウォーターやラベンダーウォーターなどがそれです。 ●芳香蒸留水・フローラルウォーター探しはこちら ◎圧搾法 レモン、グレープフルーツ、ベルガモット等、柑橘系果物の皮から抽出する場合によく利用されます。 柑橘類のエッセンシャルオイルは、皮の表面の油胞にあるため、 皮に圧力を加えて、油胞をつぶす事でオイルを集めることができます。 熱が加わらないためデリケートな成分も壊さずすべての成分をそのまま抽出できますが、 変化しやすい成分もそのまま含まれてしまうため、劣化が早いです。 ◎溶剤抽出法:油脂吸着法に代わって利用され始めた方法 熱で香りが変質しやすく、圧搾法で抽出しずらい植物から精油をとるための方法です。 その1:原料(ハーブ)を石油エーテルやヘキサンなどの揮発性の溶剤に漬け込み その香気を溶剤に移します。 その2:溶剤を低温で揮発させるとコンクリートと呼ばれる固形物が残る。 その3:アルコールを加えて再び解かし、香気を移行させる。 その4:さらにアルコールを揮発させるとアブソリュートと呼ばれる精油が残る。 ※バラの場合、 水蒸気蒸留法で得たものをローズオットーと呼び 溶剤抽出法で得たものをローズアブソリュートと呼んで区別している。 3、精油の主な働き その1:生理作用 生理作用(睡眠、呼吸、体温調節、消化、ホルモン分泌など)は、普段意識しなくても自動的に上手く機能しています。 ところが大きなストレスを受けると呼吸が浅くなったり、眠れなくなったり、消化が滞るなどの不調和が生じます。 精油の香りはこのような時に心と体のバランスを調節してくれる働きがあります。 ストレスの多い現代人は心身のバランスを崩しがちです。 生活の中で上手に精油の働きを利用することで心身のダメージから早く回復することが出来ます。 その2:心理作用 香りには忘れている記憶をよみがえらせる働きがあります。 また、香りは「温かい」「明るい」「落ち着いた」などイメージを喚起することができます。 心理療法にアロマを応用する研究にも注目が集まっており、サイコアロマテラピーと呼ばれる分野に期待が高まっています。 その3:抗菌作用 杉やヒノキの森の中にはフィットンチッドと呼ばれる揮発性の抗菌物質が充満しており、これを利用したのが森林療法です。 精油の成分もこれに類似した成分のため、強力な抗菌作用をもっています。 ブドウ球菌やサルモネラ菌などの病原菌に対して抗菌力を発揮するものもあります。 フランスのアロマテラピーではこの精油の抗菌力を利用して抗生物質の変わりに精油を用いた治療法が試みられています。 その4:生体リズム調節作用 心臓の脈動や脈拍、呼吸や睡眠時の脳波など人間は生まれてから死ぬまでリズムを刻んでいます。これを生体リズムといいます。 現代人は自然に反した生活をすることによって、このリズムを見出しがちです。 これをリズム障害といい、不眠症や抑うつなどがその一例です。 現代人は生活スタイルを自然のリズムに完全に合わせることは不可能ですが そのずれを香りの力を借りて少しでも調節することが必要です。 その5:薬理作用 精油中には100を越す有機化合物が成分として含まれています。 その中には消炎作用、鎮痛作用、鎮痙作用などの薬理作用を示す成分も含まれているので 当然、精油も薬理作用を発揮することになります。 伝統的な諸仏療法に足を打撲したときなどにペパーミントをすりつぶし、患部に貼る方法があります。 これはペパーミントの精油中のメントールという成分の消炎、鎮痛作用を利用したものです。 ジャンル別一覧
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